10/23(土) あっぺとっぺ・・七五三
前回に引き続き (ご参考まで) ♬ ♪ この子の 七つの お祝いに・・・・・♬ ♪ ♫
手を掛けた分だけ 子どもは育つ
「子育て四訓」より抜粋
1 乳児はしっかり肌を離すな
胎児期には、文字通り母子は臍の緒でつながり、羊水の中で守られている。
出生と同時に赤ちゃんは外界にさらされ不安になる。
その心の安定を保つためにも、しっかりと肌と肌を触れ合わせることが大切だ。
サルの子育てで言えば「抱いてちょうだい」の時期である。
人間は生まれて一年間はほとんど受身の状態である。 二足歩行ができるまでは、 母親の胸は“子宮”の延長でありしっかり抱かれることによって、 赤ちゃんは「守られている」「かわいがられている」と 無意識のうちに感じ、信頼し安心するのである。
それが、愛情や信頼、情緒安定、他人を思いやる心など、人間形成の基盤になる。
乳児期の親子の接触は社会的にも支援・応援していく必要がある。
2 幼児は肌を離せ 手を離すな
幼児は乳離れをするが、一気に離すのではなく、常に親がそばにいることで、 「心配しなくてもいいよ」という安心感を与えることが大切だ。
サルの子育てで言えば「下ろしてちょうだい」の時期だ。 ちょっと周囲のものに注意や関心があり、
自立させるための第一段階だ。 自立に目覚める幼児期は、完全な保護から社会に向いて一歩を踏み出す時期といえる。
最近では、『子供の自立』と称して、 実際には、親が子育てを放棄する口実に使われていることが多い。
子供を施設に預けっぱなしにするなど、 自分で産んだ子供との絆切りたがる傾向さえ見受けられる。
『子供への愛着が湧かないうちに預けた方が良い』と0歳児保育を語っていた母親がいた。
昨今、子育ては苦痛なもの、苦しみを伴うものという感覚を植え付け過ぎ、
安易に生きることが奨励され過ぎてはいないだろうか。
本当の生きる喜びとは、親子の絆を大切にし、
温かい家庭を作り、その延長として健全な社会を形成していく。 そうした家庭の社会的意義について考えたいものである。
3 少年は手を離せ 目を離すな
少年は、友達との付き合いによって社会性が育つ時期なので、 ここではしっかりと手を離し、活動範囲を広げてやらないといけない。 ただし、いろんな危険があるので、目を離してはいけない。
サルの子育てでいえば、 『一人にしてちょうだい』という時期であり、 親猿はこの時期、遠くから子猿を見守り、子供が何かで声をあげるとすっ飛んでいく。
人間も学ぶべきところが多いのではないだろうか。 この時期、子供が親に反抗したり、非行や問題行動に走ったり、いろんなことで苦しい思いをするかもしれない。
しかし、それは成長の過程である。
親として逃げず、共に成長することを心がけるべきだ。
子供の荒れの背景には、親や友人に『こちらを向いてほしい。』というメッセージであることが多いのである。
4 青年は目を離せ 心を離すな
青年期にまでなると、完全に自立していくために、 自分なりの生きがい、進路を歩んでいくときであるが、 気持ちの上では、心を離してはいけないということである。
いずれにしても、子育ての最終的な責任は親にあるという基本を忘れてはいけない。