2/1(火) いつも思うこと 「オニは うちで ひきうけた」他 オニクロン株?
うちにオニがいたらさ
くびにくさりをつけちゃって
ドロボウなんかが来たらさ
ワオーってほえてもらおうよ
オニはうちったらオニはうち
オニはうちでひきうけた
オニはうちったらオニはうち
オニはうちでひきうけた
うちにオニがいたらさ
ボクがお散歩させるよ
威張ってる子がいたらさ
コラーって言ってもらおうよ
オニはうちったらオニはうち
オニはうちでひきうけた
オニはうちったらオニはうち
オニはうちでひきうけた
うちにオニがいたらさ
一緒にコタツに入ろうよ
オニは爪がながいから
みかんをむいてもらおうよ
オニはうちったらオニはうち
オニはうちでひきうけた
オニはうちったらオニはうち
オニはうちでひきうけた
こんなお話もGood!!
おにはうち、ふくはそと
むかし、むかし、ある所に貧しいお百姓さんとそのおかみさんが住んでいました。
今日は節分ですが、貧乏で、家から鬼を追い出す豆もありません。
「福は内、鬼は外。鬼は外、福は内。」元気な声が隣りから聞こえてきます。
「わしも豆をまきたいの。」とお百姓さんがおかみさんに言うと、
「私もよ。でも豆がないわ。情けないね。」
すると、お百姓さんは空の枡を持って立ち上がり、「福は外、鬼は内。鬼は内、福は外。」と必死に叫びました。
家の外で、赤鬼さんと青鬼さんが、それを聞き、その家に飛び込みました。
「お、お、鬼が来た。」とお百姓さんとおかみさんは、たいそうビックリして腰が抜けてしまいました。
「恐がることはない。俺達は、どこへ行っても豆を投げつけられ、追い出されてしまう。どこにも行くところがない。しばらくおかせてくれ。」
「だ、だ、だめです。・・う、うちには寝る布団がありません。」
「それに、食べる米もありません。」お百姓とお上さんは首を振り振り言いました。
赤鬼は、これを聞くと笑いだし、
「心配するな。お前に俺の虎の短パンをやる。米屋に持って行って米と換えてこい。」
そういって、赤鬼は短パンを脱いで渡し、おかみさんは、鬼の虎の短パンを持って町の米屋に出かけました。
「何、これは本物の赤鬼の短パンか。」
と主人は言うと、しばらく念入りに見たり、触ったりしました。
「おお、なんとこの虎の短パンは最高だ。」
主人は、かご一杯の米を渡し、お上さんはそれを持ち帰ると米をたき、鬼に出しましたが、鬼はあっという間に米を全部食べきってしまったので、次の朝、おかみさんは鬼に言いました。
「もう米を食べきってしまいました。もうお帰りになって下さい。」
青鬼は、これを聞くと笑って、
「心配するな。お前に俺の熊の短パンをやる。また米屋に持って行って米と換えてこい。」
そういって、青鬼は短パンを脱いでおかみさんに渡しました。
おかみさんは、さっそく青鬼の熊の短パンを持って町の米屋に出かけ、
「何、これは本物の青鬼の短パンか。」と主人は、しばらく念入りに見たり、触ったりしました。
「とにかく、この熊の短パンは最高だ。鬼の短パンが二つも手に入るとはな。家の家宝にしよう。」
主人は、嬉しくて、馬を借りてくると、馬が運べるだけの米をくれたので、おかみさんは、お昼に米を炊き、鬼は全部たいらげてしまいましたが、お米はまだ沢山残っています。
「晩ご飯には、ご飯とおいしいおかずも出したいな。」おかみさんは、お米を売って魚と野菜と酒を買いました。
「うわ。今日の食事はすごいな。」と、鬼達は食卓の上に載っている山のような食べ物に驚きました。
「ご飯とお酒、好きなだけ召し上がってくだされ。」とおかみさんは鬼に酒をつぎます。
「今夜は豪華な祝宴じゃ。お前達も、食って飲め。」と赤鬼が二人に言いました。
赤鬼と青鬼は、しらばくすると歌ったり踊ったりし始めたので、お百姓とおかみさんもたくさん食べたり飲んだりしました。
次の朝、節分も終わり、辺りは静まり、
「節分も終わった。山に帰る頃じゃ。」と赤鬼。
「豆まきされずに、ここで数日の素晴らしい日々を過ごせた。」と青鬼。
「もし、良かったら、好きなだけここに居て下さっても結構ですよ。」とおかみさん。
「そうです。私どもも腹一杯食べたり飲んだりすることができましただ。米がなくなるまでここに居てくだされ。」とお百姓さん。
「残念ながら、それはできん。米をお金にかえて、そのお金で一生懸命働け。」と赤鬼。
「鬼でも貧しい人間は助ける。」
鬼達は静かに家をあとにし、それからお百姓さんとおかみさんは、鬼に言われたように一生懸命働きました。
そして、まもなく村一番のお金持ちになりました。