10/13(水)あっぺとっぺ・・「草花の たえてこの世になかりせば 秋の心は いかにあらまし」
大切な“人間のよさ”体験
「親っていいもんだなあ」としみじみ感じたりすることがあります。また親に限らず友だちであったり先生であったり、いろいろな人たちと接して「・・・っていいもんだなあ」と感じること、これが“人間のよさ”体験です。たくさん積むことで他人を信じる心が育っていきます。信じる心をもって人に接すれば、相手もまた信じてくれているはずです。これによって自己信頼感・他者信頼感が培われます。
心の土台には、さらに心のエネルギーが必要となります。
このエネルギーは、自分が分かってもらえるという安心感や、褒められることで認められているという自信、成功体験によるプラスの変身で得られる楽しさなどがあげられます。
これらが元気ややる気の素になります。こういった心の基礎が作られてこそ、次の段階となる社会的能力も培われていくのです。
子どもの心に〇をいっぱいつけてあげる!
子どもの心がエネルギーに満たされると、意欲的に物事に取り組もうとする力が生まれます。
では、親は子のエネルギーをどう増やせばいいのでしょうか。まず、“・・・をしたから”とか“・・・ができたから”のような条件付きではなく、子どもの存在そのものを愛していることを伝えることで、子どもに安心感が生まれます。
そして、たくさん褒めてあげましょう。これは甘やかしておだてることと違います。「がんばったね」
「よくやったぞ」「大丈夫だったな」などと、子どもの心にたくさんの〇をつけてあげるということです。
〇をたくさんつけてもらった子には、自己肯定感は芽生えます。それによって安心感、充実感に満たされます。
×の多かった子は「自分はダメなやつ」と、自己否定の強さが芽生えてしまいます。
参考文献
わが子の「やる気スイッチ」はいつ入る?―やきもきしているお父さんお母さんへ [子育て]
著者は、八王子市で14年間2歳から20までの子どものカウンセラーをした後、
早稲田大学の人間科学学術院教授になった方(仙台一高出身)
また続く・・・・・・・・